瓦屋根に樋
社員Mです。
私は北海道出身ですが、母親が岡山出身なので
小さい頃からたびたび岡山に来る機会がありました。
実家の農業の仕事が落ち着いている2~3月ごろに来ることが多かったのですが、
物心ついたころの記憶で印象的なのが、
お家そのものが全然違ったことです。
地元では雪が降るので、屋根は傾斜が強く、瓦屋根はほとんど見ません。
岡山は瓦屋根のお家が多いので「TVで見るお家だ!」と感じていました。
そして、建築の勉強をするようになって知ったのが
樋(とい)というものが北海道の家にはなかったということ。
雪が積もって重みで壊れてしまうからと聞き、
確かに、なるほど!と納得しました。
先日TVで、沖縄のお店には看板がなく、外壁に直書きが多いのは
台風が多く看板というものをつけるのは危険だから、
というのを知ったときも、理にかなっているなと思いました。
(建築うんぬんというより、そういう文化?)
地域ごとの天候に応じた建築の方法があり、
やはりデザインだけでなく機能性も大切だと常々感じます。
そしてあらためて、建築は面白いです!
実務のための勉強がもちろん1番大切ですが、
様々な方向から学び、自分から興味を持って知るのは趣味のようなもので、
きちんと何らかの形で繋がって仕事に返ってくるはず、と信じています。
こうして楽しく学べる仕事に出会えたこと、
興味を持てるように教えてくれる皆さんに、心から感謝です。