人生脚本
人間は日々、大小含めて、色々な場面で意思決定をして生きていて、誰もが自分の意志で決定していると思っています。しかし、実際は小さい頃の両親との関係で身につけた価値観を一つの基準にしていると言われています。
人にはそれぞれの人生脚本というものがあり、それはその人の潜在意識に持っている、親から与えられた人生プランです。人間はすでに母親のおなかの中にいるときから、脳に情報のインプットをしていて、一日に最低二十回は決断しています。それらが蓄積されて人生脚本になり、ほぼ十二、三歳頃までには完成するとも言われています。
両親の影響は人生脚本に対して大きな作用を及ぼしますが(原作はお父さんとお母さんが書きます)、人生脚本として書いていくのはあくまでも自分です。成長していく過程で自分が出会う環境にどう反応したかが人生脚本を作っていきます。芝居に脚本があるように、自分の人生においてはそれが「人生脚本」となります。その脚本によって芝居が演じられる舞台が“人生”という舞台です。誰にとっても自分の人生脚本の主役は自分で、その他はすべて脇役です。その脇役も人生脚本の中にちゃんと入っています。自分の心の持ち方によって、良い脇役が配置されるのかどうかが決まります。逆も然りで、自分の心の持ち方によって、素晴らしい人の人生脚本の脇役に出演させてもらえるかどうかが決まります。勝者の脚本を書いている人は、どんなに逆境や不幸に出合っても、困っている自分を助けてくれる脇役を配役して、無事に困難を乗り越えます。
自分の心の持ち方によって、良い人が助けに来るのか、悪い人が助けに来るのか、良い人に導かれるのか、悪い人に導かれるのか、つまり「自分の人生は自分の心の持ち方次第」ということです。
私たちの会社では、仕事以前に、「一人の人間としてどうあるべきか」を大切にし、人間的に成長し、より良い人生を送れることを大切にしています。仕事も大切ですが、先ずはそこを重要視しています。それが出来るから、仕事にも頑張れる。我が社(と言っても少人数ですが)はみんながそう考えています。勉強会で共に学ぶ仲間もそう考えてくれています。
我が社で共に頑張ってみませんか?