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平間柱貫工法

社員Uです。

 

瀬戸内国際芸術祭2022が始まったので、

さっそく一番行きやすい直島に行ってきました。

古民家を改装したアートをメインとした「家プロジェクト」を巡ったあと、

『The Naoshima Plan「住」』というものを見学しました。

 

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伝統工法と現代技術を組み合わせた「工法」による長屋

直島町の地理、風土、暮らしなどのリサーチから導き出されたプランに基づき、

地域の自然を最大限に取り入れた長屋を建設する。

この計画のために開発された工法による建設現場を展示会場として、

春会期は内部構造が見える状態、秋会期には完成状態を公開する。

(公式HP瀬戸内国際芸術祭2022 (setouchi-artfest.jp)より引用)

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『貫工法』という金物に頼らず、木材をくり抜いて差し込むという構造をもとに、

この計画のために開発された『平間柱貫工法』ということで、

特殊な木造建築になるわけですが、この途中段階を見ることができるのは

貴重な機会で、現代アートらしい面白い発想と光景だなと感じました。

写真の部分は比較的綺麗に収まっていますが、場所によっては

くり抜いた穴と差し込みの遊び(ゆとり)が結構大きかったです。

『動く』ことで巨大地震にも耐えられるそう。

 

秋会期でも仕上がりを見られるのが楽しみです。