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別の時間が育む宝物

社員Tです。

先日ある素敵な文章に出会ったので、ご紹介します。

ある30代の女性が2人のお子さんの子育てに追われ、体調を崩し、産後うつになった経験を

告白されていました。慣れない土地で、周りには頼れる親戚もなく、極度の睡眠不足に

悩まされていたそうです。

行政サービスやご主人の協力を得て落ち着いた頃、上のお子さんの幼稚園登園時、好きな

道で登園させてあげようと思い、「どの道がいい?」と聞くと、

「どの道も大好き。○○(地名)、大好きだもん」

と返答が。その女性にとって変化の連続で心やすまることがないように感じていた街が、

子どもにとっては愛するふるさとになっていたことを知り、生まれた街を愛する

お子さんの心に胸を打たれ、また自分たち家族を気に掛け足を運んでくれる地域の方の

姿が心に浮かんだといいます。

そして「お母さんも○○(地名)が大好きだよ」と言えた時、自分の中で何かが変わり、

いつもの道が涙でにじんだと締めくくられていました。

 

その女性に対し、ある年配女性の方が、奮闘を労われた後かけられた言葉がとても心に

残りました。

『人生はカレンダーや時計の数字で見える時間の背後で別の時間が宝物を育んでいる

 ということがあり、それはあなたのように、目の前の現実を悩みつつも一心に

 生きた人に、ある日、ふっと手渡される。』

仕事でも勉強でも課題に向かっているときは、辛いことのほうが多いときもあります。

でもその課題を乗り超えた先に見える景色を楽しみに、いろんなことに挑戦したい、

挑戦している人を応援したいと改めて思いました。