犬島精錬所美術館
社員Uです。
瀬戸内国際芸術祭の夏会期が始まりました。
早速行ってきたのが、以前このブログでも書きました、
鍰(からみ)という銅を精錬する過程で出るスラグでできるレンガの
造景が見られる犬島精錬所美術館です。
犬島精錬所は10年ほどの稼働で終わってしまったということで、
近代化産業遺産と呼ばれるそうですが、まさしく遺跡、という印象でした。
鍰レンガの深みのある独特な色合いに植物の緑が映えて
そのコントラストが何とも言えず素敵でした。
そしてそこに『アート×建築』が加わります。
建築家の三分一博志氏が手掛けた建物で、
これまた一般的な美術館とは全くイメージの異なるもので、
新しくて不思議な世界を感じさせてもらえる現代アートでした。
犬島には他にも『家』プロジェクトという形で
古民家をリノベーションした建物を活用したアートなどもあります。
通りがかりに入ったカフェも古民家をリノベーションした雰囲気のいい建物でした。
人々が暮らす場所としての利便性を維持することは難しくても、
島の自然やアート、文化を楽しむ場所として打ち出し、
様々な人に訪れてもらえるんだなと感じました。
こうして一般人が見学できる場所にしてくださった方々に感謝です。