社内勉強会&ランチ会
社員Tです。
先日2月度の社内勉強会&ランチ会を開催しました。
今回のテーマは『不便益』。「今まで不便だと感じていたことでも、実は価値があると考えられるものは?また、それを生かすためのアイデアを考えよう」について、意見を出し合いました。
・スマホのマップ、カーナビが便利
→ないと空間認知能力は向上
あると空間認知能力が衰えるのでは?
→アイデアは、地図カフェ
・メール・ネットの普及
→face to faceが減少、足を運ぶのは効率が悪い?
→でも信頼関係構築、安心感を与えられるという価値がある
・洗車機よりできるだけ自分で手洗い
→細かいキズにも気づくし、愛着がわく
・風呂敷を使う
→エコだし、日本文化を大切にしたい
・雨合羽は乾きにくい
→折り畳み傘で袋の内側に吸水性のいい布が張られていて、濡れた傘を入れても乾きやすいものがあるが、合羽をリバーシブルにして内側にその布を張れば、合羽も乾きやすくなるのでは?
・家庭菜園
→育てる手間はあるが、収穫の喜びを子どもを共有できる
・手書きノートで顧客管理
→記憶に定着する、パソコンより集中して取り組める
・コーヒーメーカーを処分した
→自分で豆からいれると、香りもいい
豆の量を変えることで、味の変化も楽しめる
自分だけの時間が作れ、心が満たされる
・鏡のない女子トイレ
→混雑緩和になる、球場やスタジアムでは利用が集中しやすい時間帯もトイレが短時間で済めば、その分物販が売れる
・マニュアル車
→オートマ車に比べ操作が複雑だか、その分運転している感覚を楽しめる。アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を減らせる
・各停列車
→読書ができる、ゆったり座れる、時間を有効に使おうという意識が働く
・あえて作家ごとに分類されていない本屋
→探し出す、見つけ出す喜びを味わえる
などの意見がでました。
最後の本屋は六本木に実在する文喫という本屋で入場料が1500円するのですが、とても人気だそうです。文化を喫する=文喫で、「人文科学や自然科学からデザイン・アートに至るまで約三万冊の書籍を販売します。一人で本と向き合うための閲覧室や複数人で利用可能な研究室、小腹を満たすことができる喫茶室を併設しています。エントランスでは約九十種類の雑誌を販売。普段はあまり出会うことのできないラインアップも交え、来店されたお客様の新たな興味の入り口となります。また、企画展も定期的に開催します。」とのこと。HPを見てましたが、あまり他では見ないようなトークイベントやワークショップがあるみたいで、東京に住んでたら通っちゃう・・と思いました。
便利で効率的なサービスがもてはやされる一方、あえて手間をかけてでも、時間を楽しむ、何かに深く没頭する時間をもつ楽しみを求める人も増えているのかもしれません。
いい意味で顧客の想定外のサービスや価値を提供できる会社になれたら、素敵だなと思います。