原点回帰
社員Mです。
昨日、社内勉強会の一環で、一つの記事をテーマに
気付きや学びを話し合う『共に学ぶ会』を行いました。
今回は『水インフラの制約から人々を解放する』という記事が題材でした。
水道という『線』のインフラが当たり前の生活をしている現代に、
電気があれば使えるとてもコンパクトな水循環システムを開発している
会社、代表の方のお話です。
少量の水を濾過して繰り返し使えるという革新的な技術で、
キャンピングカーやオフィスでの活用を想定していたのが
豪雨災害の被災地でとても役立ち喜ばれたということが印象的でした。
水のインフラを『点』に変えていくというビジョンが常識を覆しつつ、
すごく画期的で有意義な取り組みだと感じましたが、
「昔は井戸という『点』のインフラだったので、
実は原点回帰という見方もできる」という意見がでて
これまたハッとさせられました。
少し話は変わりますが、
インターネットという技術で世界中の人とつながったり、
モノや情報が行きかう時代になったわけですが、
今こそ対面で会える人たちとのローカルなコミュニティ、
結びつきが大切であるという感覚があります。
発展しつつも一周まわって原点に戻るということを、
いろんなところで体感できます。
建築というものは、人間が快適に過ごすために
自然環境に大きく介入する行為ですから、
上手に付き合っていくための最大限の配慮をしていくことが
大切だなぁとしみじみと感じました。