苦しいときに、どう生きるか
社員Tです。
先日オンラインセミナーに参加しました。
弊社の勉強会で利用している経営誌の出版元が主催のセミナーで、同じ経営誌を購読している他社の方と意見交換をし、学びを深めることができるセミナーでした。
今回同じグループになった3人の方は皆さん初対面の方でしたが、聞き上手お話上手の方ばかりで、とても雰囲気のいいグループでした。Zoomでのディスカッションにまだまだ緊張してしまうのですが、とても楽しく学ぶことができました。
ディスカッションや皆さんの発表から印象に残ったことは・・・
・作って終わりではなく、メンテナンスも大切に。こういうことはできない?の声に耳を傾ける
・問題も現場にあり、答えも現場にある。現場が輝くと、会社も輝く。
・全員経営とは、同じ方向を見て一人一人が力を発揮すること。ただ会社にぶら下がっているのではなく、自分に何ができるのか。
向かうところは同じ、一人一人ペースは違ってよい。
・いろんなか方に助けてもらって、今の自分がある。
コロナで苦しんでいる飲食の方に、これまでのお返しと思い、心の支えと売上で協力したい。
また競泳の池江璃花子選手が白血病と診断されてから、これまで発言、発信されて来た言葉を中心にまとめた記事を読んで、特に印象に残ったところも発表し合いました。
いくつか池江選手の言葉を紹介させて頂くと、
*「私は、神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています。」(2019.2.13付ツイッター)
*「こんなに苦しいのなら死んだほうがいいんじゃないかって思ったときもありました。でもそれは違うんだって思ったし、逆にそれを思った自分にめっちゃ反省している。」(2020.5.9放映のNHKスペシャル)
*「あれからちょうど1年、色々あったなぁと振り返りながらも、全てに意味があると思って、次は前に向かって進んでいきます!」(2020.2.8インスタグラム(白血病が発覚してから1年))
*「ガリガリになった姿や、髪の毛が全く無くなったというのは、病気になった人はみんな経験していることであったと思うし、そういうつらい経験をして、そういう病気になったけどここまで戻ってこれるんだよという希望を、たくさんの人に与えたいと思って(SNSで)発信してきました。」(2020.7.2病名公表後初めての公開練習で)
*「また自分が試合とかで泳いで、テレビで活躍するような姿を見せられたら、今度は自分と同じような経験をしている病気になった人たちに勇気を与えたい、確実に。堅苦しい意味ではないけど、使命感。」(2020.5.9放映のNHKスペシャル)
私も、よいことも悪いことも、すべてのことには意味があって起きているという考えですが、悪いことの中には当事者にとっては受け止めがたく、意味があるとは簡単には思えないものもたくさんあると思います。
池江選手のように病気だったり、事故や事件に巻き込まれることだったり、いつ誰がどんな形で経験することになるかも分かりません。
以前あることで悩んだ時、相談した人に、「私も同じような経験をしたことがあるから、あなたのつらさがよく分かる。あなたのつらさが分かるよ、一緒にがんばろうって言うために、私はあの経験をしたのかもしれない」と言われたことがあります。
そう言われて、私もしんどいけど、これから先同じような思いをしている人に出会ったら、その人のつらさを少しはわかってあげられるし、そのためにも乗り越えようって、強い気持ちになりました。
自分のためだけでは力が湧かなくても、誰かのために、同じ思いをする人の気持ちに寄り添えるようになるために、希望になるために、と思えば、勇気やパワーが湧いて、それがまた自分を強く幸せにしてくれる気がします。
苦しいときにどう生きるかに、その人の生き方や強さが表れる気がします。
この先の人生、何が起きるか分かりませんが、その時は悩みと真正面から向き合い、戦う勇気と希望にあふれた女性、母でありたいと強く感じました。